白みかん

白みかんは、おいしいみかん。みかんを剥くのがうまいよ。

いつも何度でも

「絵に書いたような青空雲」の写真

千と千尋の神隠しといえば、世代的中の作品だった。
世界的に大ヒットをした上に、自分がメディアの影響を受けやすい、小学生だったころの作品ということで、わりとなんらかの機会で「千と千尋の神隠し」を見た青少年たちはたくさんいたのではないだろうか。
嫌いであろうとも、自分のクラスは給食の時間に6分割くらいされてあれが流れていたので、避けては通れなかった。

自分は、まだ金曜ロードSHOWが、金曜ロードショーとして放送していた時代に、やはり「千と千尋の神隠し」を見て、わりかし影響を受けたのだと思う。

千尋が幼い自分にとっては、少しお姉さんなくらいで、それでいて好きだった。
とりあえず訳の分からない状況に追い込まれても努力する姿に胸を打たれたのか、単に千尋のキャラクターデザインがかわいいからだったのか。

割とロマンの詰まった作品だったと思う。
世界観にも非常に合っている
いつも何度でも、という曲を昨日はループして聞いていた。

歌詞から自分が論理的にとらえられるものは何もないのだが、やはり小学生のころ、音楽の授業で訳の分からないままに歌ったものだ。
千と千尋の神隠し」の現実と非現実のはざま感が好きなのは、当時から非現実に逃げ込んでしまいたいという気持ちが強かったからかもしれない。
この作品といえば、カオナシと千が電車に揺られている絵が有名な気がする。

千は、現実からやってきたときの地味な(?)服を着ていて、その隣では先ほどまで暴走していたカオナシが賢者になったかのように大人しく座っている。
シュールだ。
その向こうには海と、夏空と雲が広がっているのが見える。

現実にもありそうだけど、きっとそれは届きそうで届かない景色なんだろうなと思う。
手が届きそうな幻想に人は見せられるのではないだろうか。

あまりにも作り物めいたものには興味がわいてこない。
興が冷めてしまうのではないだろうか。

ちなみにハクはイケメンすぎるので、興味がない。