白みかん

白みかんは、おいしいみかん。みかんを剥くのがうまいよ。

先行き

 

成人式に行ったことはあるだろうか。
俺は20歳の時に行った。
なぜか、地元の友人と示し合わせていった。
地元の友人とはそれでまつながっていたということなのだろうか。

その時に、微妙なつながりだったけどとりあえず
同じ学校だったというだけで話した相手とか、居ないだろうか?

俺はその時の相手が「ブログ読んでね」と言っていたことをしつこく覚えていて、ずっと読んでいた。
別に記事の内容が好きだったわけではない。
というよりはほとんどが、自分にとってはあまり意味の分からないものだったので、読まないことも多かった。
しかしながら、生徒会長だったはずの彼がどうしてか、危機的な状況に追い込まれているのには興味深いところがあった。
大学に行けなくなり、今回、ついに大学を辞めるのだという。

先行きの見えない世の中になってしまった。
新型コロナウイルスがここまでの影響力を持つ前は、人生がうまくいっていた人も、大転落したということもあるのではないだろうか。
俺だって、再就職の心配をしたことなどほとんどなかったのだが、ここまで進んでも先行きというのは見えない。

そもそも俺の思う先行きとは、就職のことではない気がする。
理由を聞かれても特別なものはない。
ただもう、俺にはできない気がする…、というただそれだけである。
職場で持ち上げられて持ち上げられててもどうにも満たされない何かがある。

みんなはどんな未来を描いているのだろうか。
それとも、ただ今の延長を、等速直線運動で滑っていくだけなのだろうか。
その先に何を見る?何を感じる?

みんなは何がしたい?
俺は何がしたい?

自分自身を見つめてみる、そして答えは見つかりそうになかった。
自分でも自分を止められないことは多い。
自制できないのだ。

そんな原始人の俺に何ができるのだろうか。
槍を持って突撃すべきだろうか。

今、宇宙へ飛び出すロケットに槍を突き立ててみる。
そんな足を引っ張っても、きっとなにもいいことは起きやしないだろう。