白みかん

白みかんは、おいしいみかん。みかんを剥くのがうまいよ。

基本情報技術者試験の存在感

 

 

 

新型コロナウイルスが蔓延して
転職の市場というものに人があふれていた。
その事実については実際にハローワークに足を運んだり
複数のエージェントサービスを使った自分としても
認識したものであったし、客観的にも主観的にも
間違いのないものとして認識されたものだった。

自分の転職活動を振り返って思うのは
基本情報技術者試験の存在感である。

確かに自分は2021年の春の試験で
基本情報誌技術者試験に合格した。
自分が入社した時に「目標宣言」という
自分が達成したい目標を話すという機会があるのだが
大抵の人間は具体的な目標を話すことができず
IT業界において分かりやすい指標とされている
基本情報技術者試験の取得を持ち出すのだ。
俺も例にもれず「基本情報技術者試験に合格します!」と宣言した。

結果として1年目に受けた試験の結果は大敗だった。
何が書いているのか、そもそもどういう問題なのかすら
俺は認識できず、手応えというものの実態すらつかめないまま
俺は逃げ帰ってきたのだった!

しばらくはそんな試験のことは忘れて
(自分の配属された部署では
 全くその試験の内容は生かされないため)
生きていたのだが
いざ会社を辞めるとなった時には
宣言したものをそのまま放置するというのは非常に悔しいものであり
過去の宣言をうやむやにしているのが気に入らないため
休憩時間や家に言える時間を利用して勉強した。
休憩時間などは誰とも関係を持っていないことで
ひるごはんを食べずに勉強した。

勉強したとはいってもただ問題を解いているだけであり
何か高尚なことをしたという感じではなかった。
本当に毎日、ただ25問の午前問題と
いくつかの過去の大きい問題を解くのだ。

そして、デジタル化された基本情報技術者試験に合格した。
問題自体は例年通り難しかったが
噂によるとその年の基本情報は合格者が多かったそうだ。
俺は運がよかったのかもしれない。

…と、ここまでが取得までの話である。
俺はその数か月後に会社を辞める。

そしてそこから転職活動が始まるのだ。

転職活動中によく言われたのが
「基本情報も持っているし~」だった。
未経験ITは厳しいといわれる世の中である。
俺も前職は企業がITなだけで
業務内容自体は全くITと関係ないところから
最初は「ブラックIT企業で職歴を積んでから転職する」
ということを提案されていた。

基本情報というのはそれだけで
持っているだけで文系にとってはプラスらしい。

「頑張るぞい!」とは口だけでも何でも言えるのである。
頑張ります、といって、家では何もしないヤツなどあふれている。
という意味で言えば資格という形になっているものに
日本人は弱い、いや日本人だけではないのかもしれない。
やはり実績というものはないよりはあったほうがいいのであるから
俺たちが企業を属性で絞り込むように
企業側も「資格あり」「資格なし」でふるいにかけるのだ。

「基本情報も持っているし
 努力もしていることを感じます」

たぶん努力をしていることを感じてもらっているのは
基本情報を持っているからなのだと思った。
実際、合格証明書が届いていなかったので
照明しろと言われたら無理だったのだが
あんな状態で内定まで行ってもよかったのだろうか?

このブログをいちいち見ている人間はいないと思うのだが
未経験IT転職をするのならば
準備として基本情報と応用情報を持っていくことをおすすめする。
どちらも頭のいい人たちであるならば
座学として勉強するだけで取得できるはずだ。