白みかん

白みかんは、おいしいみかん。みかんを剥くのがうまいよ。

初めてのSAP認定試験



とにかく社会人というのは「資格」が強いらしい。
抽象的な概念だけを語って生きている人がいる一方で
やっぱり形として何かを証明するものがあるというのは強いようだ。
資格制度自体だってどういうふうになっているのかはよく分からないところもあると思うのだが
その強さは本物で「転職活動」においてもその力は疑いようがなかった。

数か月前、俺は初めてSAP認定試験というものを受けた。
IT系の資格として有名な
ITパスポート・基本情報技術者試験応用情報技術者試験などとも違い
また国際資格のMOSとも異なる俺も初めて知ったものだった。

SAPというのはドイツの企業が作っている
パッケージソフトウェア?
…?
ERP…製品である。

実際、いろいろと勉強したのに
言葉がうまく出てこない。
それくらい俺にとっては初めての概念だった。

ERPというものが何かはさておき
とにかくその試験が特徴的なのは値段と形式だろう。

値段がものすごい…高かった。
恐らく受験資格事態を購入しているのだが
なんと2回で6万円もする。
1回は落ちても大丈夫みたいな感じらしいのだが
それにしたって3万…まあ受ける権利自体2回でワンセットみたいな感じだったので
やっぱり受けるだけで6万円必要だった。

そして形式も初めてのものだった。
SAP認定試験にはもともと試験会場にいって受ける形と
インターネット上で受ける2タイプがあったらしいのだが
世界的な新型コロナウイルスの万円により現在は
自宅からのインターネット受験に限定されている。
このインターネット受験の特徴は試験官が全員外国の方になることだった。

…?

ナンデ?と思ったが
もともとドイツの企業が作成したもので
かつ、世界中で使われている製品であるため
比率で比較すると英語というシェア率の高い言語で管理されているのだろうか。

予約は簡単だった。
日を指定した時間を指定する。
ここで少し驚いたのは特にキャンセルの期限もなく
当日中の再予約も可能であったということだ。

SAP認定試験には1人の生身の試験官がつく
…にも関わらず30分単位で予約を、かなり自由に取得できる。
いったいこれはどういう仕組みになっているのだろう?
とにかく俺はこれに挑むしかなった。

試験官とのやり取りは
can you hear?から始まって
机の上に資料がないかなどなどをWEBカメラで確認し
専用の画面で問題を解いていくものだった。
試験に合格した場合は「Congratulation, bye」とめちゃくちゃ軽く言われて通話を切られる。

実のところを言えば、1回目の試験時は
この接続の辺りがうまくいかず、画面が共有ができないなどの問題があったため
トラブルシューティングを英語でやることになった。
can you see?と何度も繰り返した。
その後のカスタマーサポートも英語だったため
もう俺は英語に染まるしかないのだろうかと…はならなかったが
とにかく英語を見続けた。

試験官は英語でコミュニケーション
問題文も英語
結果の画面も英語
サヨナラも英語…

日本語は…どこへいったのだろうか。
そして、結果は…。

さっき合格した場合は…と書いたが
今回初めて受験したものだったので
失敗パターンはまだ知らない。
結論から言えば俺は試験に合格した。

認定試験を持った資格者は2万人いるといわれているそうだ。
今回は運よく合格することができた。
恐らく資格としては初めて社会人として
役に立つものだったのではないだろうか。

とにかく周りとの差別化ということになると
資格試験への取り組み態勢が見られることになる
意識の高い人たちが多いこの会社である。

俺だって意識の低いまま意識の高い人と戦いたいのだ…。
だから、これは必要な…過程…。
他の資格に挑戦しよう…。