白みかん

白みかんは、おいしいみかん。みかんを剥くのがうまいよ。

初めてのLinuxさーばー



一芸に秀でた人間は、こうも過剰な自信をつけてしまうのだろうか。
秀でている、とは実際言えなくても
周りからある一定程度の称賛を受けるくらいの実力がある分野ができた自分は
それがいくら地味だったとしても天狗になる瞬間があった。

それがどうした。

俺はみんなが社会人5年目として立派に働いている中でも
俺だけが一人取り残されるように無能なままでいる。

そこで出てくる一例がLinuxサーバーである。
Linuxサーバーとはご存じだろうか。
IT企業の人間ではないのならば
あまりお目にかかる機会はなさそうである。

Linuxサーバーはなんか黒い画面であれするOSであり
なんかよく知らないが安定性がやばいらしい。
CUIで操作するために何度が高いように見えており
ファイルごとにパーミッションという概念が設定されているところ
不可逆なところなどがあって玄人好みのように思える。
不可逆なのは何とかならないものか。
不可逆なのは直してもいいだろう。

まあそんなに知っているわけではないので
不可逆がどうとかこうとか論じるのはやめておこう。
もっともっと強い先輩が俺についていたらいいのだが
現実はそうもいかない。
俺は引きこもりのスキルなしの27歳なのだ。

先日、Linuxサーバーにログインして、ファイルをコピーし
ローカルのwindows サーバーに持ってくるという作業があった。
この作業がなぜ発生しているのかはいまいちわからなかった。
だがしかし、最初に俺がやろうとしたときに
「私がやります」と言われたことは事実だった。
つなぎの仕事…といってもこの仕事に対して不誠実に働くわけにはいかない。
俺はそんな場所においても「Linuxサーバー操作したことないなら…」と言われてしまうのだ。

なんか見た目、コマンドプロンプトみたいなもんでしょ。
Batファイルをたくさん書いていた時期もあるんだから大丈夫大丈夫。

そう思い、その場はなんとか切り抜けたのだったが…。

やっぱり知らないままにするのはどうかと思う。
結局、その作業も単純にディレクトリに移動して
そのディレクトリに何があるのかを確認し
いくつかのファイルを格納するための一時的なフォルダを作成して
ファイルをそこにコピーし、最終的にはWinSCPというソフトウェアで
ファイルをダウンロードして来るだけなのだ。

いや、そんなに難しくはない。知らないのはやり方だけだ。

手始めにLinuxサーバー。
俺が自由に操作できるLinuxサーバーが必要だ。

LinuxサーバーをGCPで作った。
クラウドにおけるサーバー構築はそれほど難しくはないと聞いていた
確かにそこまで難しくなかった。
たぶんこれが認証とか、ユーザ管理とかをし始めると
仕事になってくるんだろうか。

次にPuttyというSSH(リモートアクセス)ができるかどうか
というところで詰まった。
クラウド上からはできるのだが…。

どうもこの操作には認証なるものが必要らしかった。

GCP上においては公開鍵認証なるものが行われているらしく
その手順に沿っていなかったから俺はLinuxサーバーにアクセスできなかったのだ。

下記に判明した手順をまとめよう
1. 自分のPC(クライアントPC)で鍵を生成する
 ここで秘密鍵と公開鍵なるものができる
2. 作成された公開鍵のフィンガープリントなるものをサーバー側に登録する
3. 自分のPCからLinuxサーバーにアクセスする
4. 2で登録した公開鍵情報がこちらに送信される
これはアクセス対象が自分の希望するアクセス先かを
今一度確認してくれるホスト認証というステップである
5. 送信された公開鍵情報を秘密鍵によって復号し、登録されている公開鍵と照合する
6. 一致した場合に暗号化された通信が始まる

因みに今回、俺は自分のPCで鍵を作成した。
dが、どうやらサーバー側で作成する方法もあるようだ。
その場合はコマンドで作成することになるみたいだな。

この手順を踏むために
puttygeneみたいなソフトウェアで
鍵を作成し
公開鍵フィンガープリントをGCP上に登録
秘密鍵Puttyに登録したうえでアクセスをした。

これによって通信が開始された。
Linuxサーバーを構築し、ログインするまでが1日半で
ようやく実現したのである。