白みかん

白みかんは、おいしいみかん。みかんを剥くのがうまいよ。

2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「誰かYouTubeやってないん?」

新型コロナウイルス時代というものがそんな名前のものがあるのだとして恐らくそれは教科書に載るくらいには世界を変えてしまったのだろうけれどその時代に突入してから初めて俺たちは集まった。 それは大学時代の同級生たちだった。彼らの顔を見るのは久しぶ…

「………」

会話が無ければ語るべきエピソードも、そこには存在しない。 ふと一人暮らしで在宅をしていると自分の中に語るべきエピソードがないことに気づく。本来ならば自分の目に映る風景の中に、何かを見出すこともまた人間の感性を磨くことである。 今の自分の生活…

「Sorry, can you type a chat?」

ものすごい疲れていた。土曜日というのは非常に、非常に待ちに待った曜日である。予定を入れて誰かと会話できなければもう、回復の手段すらない。その回復の手段を用意しなかった9月についてはどうなってしまうのか分からないが自堕落に過ごすしかないのかも…

「SAP分からないです」

「給料下げてもうんたらかんたら」 本日午前帰宅。母親が家を出る前に何かを言っていた。 確か下記のようなことである。「在宅などで家を出ないからお前には人間関係がない」「給料が下がったとしても20代のうちに人間関係を作っておくべき」 もっともらしい…

「あなたがいなかったら私の人生の楽しさもきっと減ってしまうので」

しばらく前に27歳になった。 27歳と言えばなんとも、なんとも重い年齢である。結婚適齢期でもあるし社会人になってからは5年である。そろそろ社会人としてのアイデンティティを確立し自信をもって歩み始めて、安定し始めているころだ。 それがとうして、こん…

「子供は親の所有物なんや」

子供所詮親という生物の遺伝子がミックスされたものに過ぎない。そういうことを考えるとこの親があってこの最悪な低能の自分が生まれたのは必然的だといえるような気もする。 「子供は親の所有物なんや」 母親は言う。 現代においてはものすごい気持ち悪いセ…

「Hi Siromikan-san,」

2022年8月。暑い日が恐らく続いている。新型コロナウイルスの猛威が再び振るっていることから戻ろうとしていた帰社ブームが掻き消えてやはり在宅勤務を続けましょうということになっていた。 俺はパソコンをつなげたり外したりするのが非常におっくうである…

「知らないものはしかたないですからね」

金曜日である。限界である。 もう、本当に限界である。自分の機嫌を取ろう取ろうとしてももう限界である。