現場の専門職と言えば聞こえはいいのだけれど
プロフェッショナルといえば聞こえはいいのだけれど
それでも、それ以外何もできない奴なんてものがいるのなら
本当にそれは圧倒的なまでの実力を持っていないとダメなんだと思う。
もし、そういう存在が同じ場所に2桁以上いるのなら
それはもうプロフェッショナルなんかじゃない。
それは単なる人だ。
就職活動しているときに、段高俺はたくさんのセミナーを受けた。
なぜセミナーを受けることになったのかはよく覚えていない。
普通に説明会に行ったと思ったたら就活とは…、という話をされたし
やはり説明会に行こうと思っただけなのになぜか1対1で面談をされた。
社会人は口から出まかせを言うのがうまいのかもしれない。
ある種それはスキルだから、それでもいいのだろうけれど
それで回るこの世の中は、やはりどこか、納得いかない気がした。
単純な話だったけれど、スキルについてこんな話があった。
例えば、スキルAがあったとする。
スキルAは例えるなら「英語を話せる」とかである。
スキルAはそれだけでアピールになりうる強力な武器だが
探せばそんな人材は1万人に1人くらいのスキルであった。
それだけではそう、その程度の価値しかない。
だが、それにスキルBを組み合わせればどうか。
スキルBが例え20人に1人程度の凡庸なものであっても
スキルAだけ持っている人材と比べると、圧倒的に幅は広がる。
スキルA×スキルB
それは掛け算なのだ。
3足の草鞋を履けるようになると、人は圧倒的な広がりを持つのだという。
俺はそんな話をへえ~と思いながら聞いていた。