すばらしい小説が頭の中にある中高生がいるように
頭の中には理想が吹かんでいたりする。
しかしそれを実行できるのかと問われればできない。
それは現実に即していないとか、ファンタシーなことを考えているとか
そういうわけではなくて、俺の中でそれは実現可能だからこそ
浮かんでいるアイデアなのだけれど
それでもやっぱり理屈は頭の中から出てきたりはしない。
それは俺の技術が足りないからである。
特に勉強しなかった俺は文系と言うよりは
非理系であるという感じである。
理系の持つ人たちのような数に強いものはなく
かといって文系のような広がりや、期待されるべきコミュニケーション能力も持たない。
そもそも文系だから理系の人よりも
コミュニケーション能力が高いみたいな風潮は
無理やり感が出てしまったいないだろうか。
これをこうして、こうすれば、これができるんじゃないか。
流れは頭の中にある。
実行する力が必要だ。
それをピンポイントで伝えてくれる誰かさえいればいい。
しかし、それは…
少し現実的ではなかった。