2024年9月。
月日は待ってくれなかった。
しかし、業務量は確実に上がっていた。
本質的に意味のない作業を求められる日々。
残業時間がかさんでいく。
離れていく人々と残されていく自分。
本来離れるべきはずのチームにずっといるのはどのような采配なのか。
一体どういうことなのか、一介のスタッフである自分はよく分からない。
そうして朝から働いて深夜帯まで業務が続いたとき
手から汗がにじみ始めて、またしても涙が流れていた。
疲れた。
自分のために頑張るなてむなしいことは早くやめにしたい。
自分のために頑張ってくれる誰かのために頑張りたい。
ものすごい夢物語なことを思いながら金曜日の業務を終えた。
コミュニケーション能力のある人間というのはなかなか違う。
会社で出会ったその人は恐らく長くさまざまなところで活躍された来たのだろう
俺とは全く異なる能力を発揮する人だった。
土曜日に髪を切った。
最近は美容師さんと話すことも少しずつ増えてきた気がする。
白髪が増えてきていた。
これはうちから治すことは可能なのか。
それとももうどうにもならないのか。
サイドだけだしまあどうでもいいか、なんて思っている間に薄毛と同じように悪化してそうだが
俺にはどうすることもできない。
その後、俺はワークショップに参加してきた。
狂言というのはどうやら流派によって表現が異なるようだ。
そういえば俺はこういった新規の習い事、苦手だった。
全くどうしたらいいのか、どう動いたらいいのか分からない。
不器用なんだ。