白みかん

白みかんは、おいしいみかん。みかんを剥くのがうまいよ。

あ~終わった~

 

10月10日。
2021年の10月。

ああ、もうそろそろ10月も終わりだなと
予定の何もない10月を眺めていて思う。
毎日毎日同じようなことを繰り返していて
漠然とした予定が迫ってくるのを漠然とした気持ちで待っている。

今日は久しぶりに外出をした。
外は気持ちのいい青空だった。

その場所は大阪商業大学という。
大商大と略されていた記憶のあるその学校は
俺がかつて、そう中学生だったころに受験か何かで利用した場所だった。
26歳という、自分の能力に対して重すぎるラベリングをされて俺だったが
あの時とほとんど変わらない気持ちで後者を見つめていた。

大学生の頃の自分から、もはやあと2年で10年経過するのだと思うと
なぜ自分の中にこうも色濃く大学の記憶が根付いているのか不思議だった。

ところで、そうそう、今日は試験の日だった。
漠然とした思うで試験を受けたほうがいいな…と思って
勉強をし始めて、はや数か月。
いや、漠然としたというよりも
前の会社の同期社員がその試験を受けていたのが大きな要因だろう。

その試験をとったからと言って特別俺の給料が上がるとか
そういうことは全くないのだが
前の会社の動機にはラベリングにおいて対等でいたいという思いがあったのだろう。

ITの業界では監視という業務がある。
監視の時は特別にやることがなく、勉強する人が多いという。
同期はそういう環境で勉強し続け、資格を取得した。
それはすごいと思う。
一方俺の業務は監視ではなく現場仕事だった。
資格も取ったが、業務範囲が社会的に評価されづらいところであったため
どんどん年収は下がっていったし
イマイチ俺の努力というのは形になりづらかった。

…というところで、試験を終えた。
手放しでは喜べない。
それほど難易度の高い試験だったからである。

正体のつかめない不安があった一方で
昨日までは隙があれば、その勉強もしないといけないなと思っていたのが
今日からはないのだと考えると試験が終了するのも悪くない。

次はTOEICである。
意識低いどころか、意識のないままずっと生きていた俺にとって
社会人になってからこんなに勉強させられると
そりゃあ子供に「勉強しといたほうがいいぞ」と言う気持ちも分らなくはない。

でもだからってなあ…勉強にだって種類はあるだろう。