白みかん

白みかんは、おいしいみかん。みかんを剥くのがうまいよ。

エコーチェンバーやすたか

新しい言葉を知ると、すぐに使いたくならない。
そもそも新しい言葉なんていうのは、相手も知らないことが多いため
使ってドヤるような趣味は、さすがに卒業してしまった。

新幹線を待っている間、寝る前、ストレスがたまったときなど
俺は結構、いろいろなタイミングでネットサーフィンをする。

この趣味が一般的なものかどうかは疑わしい。
俺以外からそんな話を聞いたことがないためである。
なんだか暇そうなやつに聞いてみても、やっているのはゲームであるらしい。
ネットサーフィンはいろいろな考え方や文章に触れられるから、好きだ。

…とか、高尚な書き方をすれば聞こえはいいが
自分で読んでいても低俗な記事だなぁなんて思うものが多い。
別にビジネスアーティクルを読んでいるわけでないのだ、当然ながら。
芸能人がどうとか、新しい漫画がどうとか、正直知ってもどうしようもないものがほとんどだ。
時には個人のブログなんかものぞいたりする。
自分のブログはアクセス数0(ゼロ…?)という驚異的な数字を誇っているが
インターネットで検索して1ページ目に出てくるようなアドセンス狙いのブログよりも
廃れてどうしようもないような個人ブログのほうが好みである。

そこでこんな言葉に出会った。
エコーチェンバー現象。

横文字だった。

エコーチェンバーとは、部屋の中の反響を意味しているらしい。
特定の意見のみが拡散されるような閉じたコミュニケーションをしているなかで
共感しあい、その考え方が増長されることを言うようだ。

Twitterみたいな独特なノリの中で毎日過ごすと
それが世界みたいに思えてくることをいうのだろうか。
なまじTwitterなんてものはやっている人数が多いようにも見えるため
この現象が強く起こりやすいような気もする。

新興宗教とか、サークルとかもこんな感じなんだろうか。
集団って怖い。

新型コロナウイルスだって「怖い!」って言われたら「怖いねぇ」ってなるし
「マスク!」って言われたら「マスクだねぇ」ってなる。

結局、私たちは同調圧力には勝てなかったりする。
無知無謀だった大学入学時の自分ならともかく
他人とかかわった末に弱体化した自分は、あらゆる同調が恐ろしくてしかたないのであった。

幅を利かせた訳の分からない仕事がたくさんあると思うと怖いし
その仕事を長く続けたからといって実質無能みたいなやつが
若い可能性を潰そうとしているのなんて見ていると
「この世の中、間違っているな~」と思ってくるのである。

ネットサーフィンをしていると
「自分だけは特別ってみんな思うものだ」と書いてある。
その割にはみんな自己主張が薄い。
なぜだ?

特別だと思い込んだ奴らが起業しているのか?
起業している奴らが逆に言えば特別なのか?

考え込むと結局はいつもの世界征服論にたどり着いてしまった。
もし神様がいるのなら、そろそろ介入したほうがいいですよ。
やばいですよ。