白みかん

白みかんは、おいしいみかん。みかんを剥くのがうまいよ。

馬鹿者

 

昨日のお題を書いているときは途中で飽きてしまっていた。
退屈で退屈でしょうがない時にこのブログが更新されるということについては以前の記事で触れた気がする。
このブログは本当の本当に、インターネットに公開されているとはいえ
誰かに見られるということを意識していない。
何やらよく分からない文章を書いているので
知り合いがもし見たらすごいごかいされそうだなあと思わなくもない。

そんな日が来たら怖い。
一応物体としての日記帳も机には置いてあるが
ここに書いているほうが自分の心理、瞬間瞬間について細かく書いている気がするので
どっちかといえばこっちのほうが見られたくはないのである。

月の終わり、2月26日であった。

明日はTOEICの受験日である。
これから毎月TOEICを受けようと考えた2月の某日。
それは同期社員であるバイオリニストが「自分が成長していくのはRPGのようで楽しい」と発言したことに
影響を受けたのか、受けなかったのか。

いや、きっと受けてはいないのだろう。

再就職してから、つくづく思うようになった。
俺はスーパー馬鹿である。

きっと頭の出来がみんなとは違うのだろう。
町を目をつぶって歩てみようと思って
ぎざぎざの壁に衝突して泣いて喚いたあの日を覚えている。
そもそも街を目を閉じて歩いてみようと思ったのがすごいのだが
その発想がどこから出てくるのか皆目見当がつかない。
今だってその考え方は変わらない。
常人が当たり前のようにたどり着く何かに俺は乱気流にのまれたかのように
遠回りを繰り返して結局、たどり着かないこともあるくらいである。
そして周りから人がいなくなった今
俺は俺の思考と対峙するしかなくなっている。

スーパー馬鹿な頭で、勉強を課せられると
そりゃあもうストレスはたまりまくりだった。

いい会社に入ったなあ、と思う反面
とんでもない会社に入ったなあ、とも思う。

入ったのは半年ほど前なのに
すでに俺は6つも新しい資格を取らされていた。
いや、確かに少ない労力で獲得した資格も多い。
だが、それですら当たり前のもののように扱われている今の会社だが
前の会社ならば一つ一つに10万円くらいの報奨金が出てもいいくらいのものだ。
中には20万円の対象になっていた資格もあった。

「イイネ!」

で終わらされたが、今の会社では
そのくらいの資格者はあふれているということなのだろう。

スーパー馬鹿な頭が言っている。

「これ以上は、もう無理です!」
「みんなは本当に休日何しているんですか!?」

俺は、暇だ。
暇だから、確かに勉強の時間をわずかにねん出することができる。
だが、世の中の人々はどうだ。
彼らは暇ではない。
それなのにどうして、あのように肩で風を切りながら
歩いていられるのだろうか。

俺は悔しい。
悔しくて地を這ってみた。

TOEIC前夜。
それなのにこんなの指が動く、動くタイピングをする。

タイピングの調子が悪かった。
あのように舐めらかに動いたはずの手が固まっている。

等速直線運動は人間にはできない。
人間関係もそうだ。

緩やかに走り出した者たちが今、制止しようとしている。
摩擦に負けていく。

俺もそろそろ限界が近かった。
エンジンはもうない。
壊れてしまった。

だから、もう、きつい。