今の自分を形作っているのは、過去の経験の積み重ねだと言われている。
ある経験のあとと前では全く別の自分になっているみたいな。
主人公の覚醒前と覚醒事は全然違うみたいなことである。
あれ、この例えがあっているのかは分からない。
かつての自分がどんなみじめでも、どんなに偉いことをしていたとしても、やはり今の自分がすべて。
いずれにせよ、今の自分がすべてである。
一生の友達ができたと思っていた。
いつまでも同じものを見られると思っていたのに結局、それは手元にない、かつての自分の夢と散ってしまった。
どんなに頑張ったとしても自分の人間性は変えられず、そしてどんなに頑張ろうとしても、思いのほか、自分という人間は変わってくれないのである。
どれだけの時間をかければ自分から遠ざかれるのか。
どれだけの経験を重ねれば、自分の思う幸せにたどり着けるのか。
コロナウイルスは、どれだけの大切なものを奪ったのだろうか。
コロナムードは、どれだけの人間を苦しめたのだろうか。
そしてその前もそのあとも、もう…。
