お前詩人だな
と言われた。
詩人と言われている人々は
あれ、職業なのだろうかと疑問に思う。
なかなか社会的には役に立たないと思われる文学だけれど
確かに一つ文化として成立しているのだから
結構頑張っているのだろう。
だとして、生まれた、今の世の中で
詩人になろうと思う人はなかなかいないだろう。
「ぼくのなつやすみ」なんかに触れて
戯曲や退廃的な歌に触れてきた自分は
ポエミーなのだろうか。
いやいや、歌に触れてきているのなんて
大体みんなそんなものだろう。
世の中は80%くらいはあんまりきれいじゃないけど
20%をよりきれいに文字であらわすのが詩なのだろうか。
それは普通に風景を見るよりも
一眼レフでおしゃれに撮影した写真のほうが
なんだかきれいに作りものみたいに見えることに
似ている気がした。