白みかん

白みかんは、おいしいみかん。みかんを剥くのがうまいよ。

「実家」は資産?負債?

今週のお題「わたしの実家」

 

 

資産、負債、純資産、費用、利益
…というような会計的な考え方ではなく単純に言葉の感覚として思った。

2021年の大晦日、俺は実家に帰った。
別に帰る意味はない。
特に挨拶をしないといけないという空気も感じないが
もしぼけていたら嫌だなあ…と思って様子を見に行ったに過ぎなかった。

本人もまだまだ働いているのだから周りの刺激を受けているうちは大丈夫だと思いたいのだが…。

実家の敷地を見ていると、実家の面倒くささが頭をかすめる。
俺の家族事情は面倒くさい。
親の世代で解決しておいてほしいものがたくさんある。

俺の実家の敷地には家が4軒立っている。
うち1軒が育った家である。
1軒がすでに所有者死亡のため空き家となっており
うち2軒は別の人間が住んでいる。

土地を所有していないが住んでいるという状態は
ある程度特殊なものだと考えられるが
長年住んでいると自分の土地と言い張れる法律があったような気がする。

ため息が出た。
土地の権利を持っているのは母の兄だったが
母の兄がどこにいて、どういう方針でこの土地を管理するのかはよく分からないらしい。

この親戚の関係性は微妙で、確か祖父が死んだときくらいしか集まっているのを見たことがない。
葬式…は面倒だった…。あんまりもうしたくはない。

4軒の家をつぶそうと思ったらいくらかかるのだろうか。
家は夢のマイホームだった時期もあるのかもしれないが
出来た瞬間から負債になっていくのが本人たちは分かっているのだろうか。

俺は現在26歳だった。
父親はあと数年したら車を買い出し、さらに10年後くらいには
夢のマイホームを建てていた時期だ。
それは俺の家ではないが…。

ため息が出た。
なぜ俺の家族はこんなややこしいのだろうか。

嫌になったが、それにしても問題はそれでも家族のことは
好きでも嫌いでもないということである。

めちゃくちゃに振り回されたような気がしているし
幼少期に振り回されたからこそ
ちょっとひねくれた性格になってしまったのだろうと思う。

関心も、愛もないので
恐らく両親がどうにかなってしまっても
上手くリアクションできる気がしない。