白みかん

白みかんは、おいしいみかん。みかんを剥くのがうまいよ。

データベースに入る

 

自分はパーソナルコンピュータを触ることが決して苦手ではなかった。
しかしながら、理系に進んでコンピュータを扱う仕事につく
という未来は全く想像していなかった。

そういう意味では、自分は想像力がなかった。
一瞬先は暗闇であり、一瞬先は親のものである。

親が最近言った「アンタはアタシのものや」というセリフは
まさしく幼少期、思春期の自分が囲われて
何もできないままいた状況を作った原因ともいえるものであろう。

しかし、それを打破する意思が
自分の中に芽生えなかったことは
この才能のない肉体を恨むしかあるまいよ。

パーソナルコンピュータは不思議だ。
なぜ動いているのか分からない。
普段触っている、便利な
このインターネット、なぜ動いているのか
俺には分からない。

分からないが、分かるようになりたいと最近思うようになった。
今の領域で働きたいと思ったのは
将来的に開発…つまり、人の目に触れる領域で
働こうと思った時に、必ず土台となる部分も理解する必要があると思ったからだ。

土台の理解は必要である。
基礎は必要である。

基礎があるからこそ、応用がある。

という意味で、ITインフラなる領域に踏み出した俺だが
その世界は、俺の理解の範疇を超えていた。

GUIに囲まれた時代に生まれた俺は
CUIを扱うことをあまり知らない。

そうなんだ、データベースにはこうやってログインするんだ。
俺はスキーマなる論理的な区切りを入力し
データベースにPowerShellからログインした。

以前、お客様の環境だから
あんまり荒らしてはならないと
VBAPythonといったわりとありきたりなプログラムができない状況があった。

そういう時はwindows標準で動かせる
コマンドプロンプトを使うしかないかと思い
自分で使うと便利だろうなあというbatファイルを
たくさん書いたものだが
今思えばPowerShellでいろいろ書いたほうが
今の自分の役には立ったかもしれない。

なるほど、こうやってデータベースに入って
データベースを操作するのか。
う~ん。

まだまだ分からないことは多い。
つーか、たぶんインフラじゃなくても
データベースログインくらいはやるかもしれない。

データベースログインってなんだよ。
データベースに入っているってことは?
この中にデータがたくさん詰まっているってことなんだろうか?

普段エクスプローラーで見られていることの
ありがたさをようやく理解した。
目に見えるものはうれしい。
目に見えるものはありがたい。
目に見える何かにつながるために
きっといくつもの踏み台がある。