近年、人から連絡がこないことを憂いて
自分から連絡をするようにしていた。
相しなくてもよかった大学生のころから
どれくらい時が流れただろう。
今や大学生であった期間よりも
社会人である期間のほうが、長くなっていた。
抜け出せない、ここから。
また連絡するわ。
という雰囲気になる。
何かあれば連絡するよ、という状態になる。
だが決してその誓いが果たされることはない。
人には優先順位がある。
俺はどうやらその優先順位において、はるか下に位置するようである。
もう何日も連絡していない人たちがいる。
それに唾を吐くだろうか。
目の前が暗くなっていく。
空が狭かった。