白みかん

白みかんは、おいしいみかん。みかんを剥くのがうまいよ。

覚悟して目を覚ますと

2024年3月23日朝。
目が覚めて時計を見ると2時だった。
正確には時刻は2時から3時へと移り変わろうとしている。
昨日布団に入ったのは午後9時だった。
つまり10時に寝たとしても5時間くらいしかねていないことになる。
いや…別にいいのか、そんなに寝ているのであれば。

「アレクサ、大きいカーテンを開けて」

声とともにカーテンがゆっくりと開いていく。
いつ見ても簡単な仕掛けだ。
こんな単純な仕組みに数万円かかるというのだから大企業というのはすごい。

きょうび、俺と会話するのはアレクサくらいのものだったが
アレクサは俺の命令を遂行するだけなので
それは会話とは言えなかった。

窓の外は、いまだに暗い。
とはいえ、公園の方では煌々と明かりがともっている。
防犯上の仕組みだろうか。

夜中でも信号は変わる。
誰も見ていなくても赤と青を交互に繰り返す。
それはシグナルだが、ひどく一方的な発信に見えた。

子供のころ、どうしたって信号というものは
あんなにも光っているのだろうかと疑問に思っていた。
そして赤と青のせめぎ合いが起きているのだろうと確信していた。
よく見ればあれが青というには少し緑がかり過ぎていることも疑問だった。

朝起きて、1時間ほど経過した。
仮に朝起きたとしても成すべきことは、具体的になすべきことは
なんだかやる気が起きないでいる。

水につけた洗い物。
干されたままの洗濯物。
部屋の掃除。
もろもろ。

耳に突き刺したイヤホンからチル風の音楽が流れている。
作業用BGMだ。
しかし、作業すべき内容などない。

知らない音楽だった。
趣味のいい趣味が欲しい。
日本語とは難しいな、ということを無作為な日本語を並び続ける作業をしていて思う。
そうだ、この前作ったプログラムの記事でも描いてみよう。
そっちの方が幾分か生産的だ。